おとうのオートノミー

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ベンチャーからJTCへ転職して2週間が経った

私(30代半ば男性)が3回目の転職をして2週間が経ちました。今回の転職を振り返ってみます。

どういう転職?

ここ数年でベンチャー企業2社を経て、今月からいわゆるJTC(Japanese Traditional Company:古き良き日系大企業をやや揶揄した言葉)へ転職しました。

ベンチャーでの職種は、技術営業というか、お客様のオンボーディングに関するオペレーション周りの支援全般でした。営業も、出荷対応も、在庫管理の支援も、カスタマーサポートもいろいろやりました。

転職先では、ニッチな分野の商品企画で、肩書はプロダクトマネージャーです。今回この会社が新規商材を扱うことになり、そのための人員として採用された形になります。

なぜ転職したの?

商品企画としての型みたいなものを学びたかったことが大きいです。

ベンチャーでは色々な職種をやりましたが、いずれも未経験の素人(私)がいろいろ調べながら立ち上げていく形で、世の中のどこかにずっとスマートなやり方があるプロセスの車輪の再発明を繰り返しているように感じていました。所属している会社が大きくなり、徐々に経験者のツワモノを採用できるようになってくると、やはり完成された現場を知っている経験者のアドバイスには含蓄があり、方針出しの面では彼らに太刀打ちできないことも目の当たりにしました。

このままフットワークの軽いジェネラリストとして現場で頑張っていくのか、何かの分野において、経験に基づいてチームを引っ張れる立場を目指すのか、を考えた際、後者が私の希望でした。よりオペレーションが完成された企業で新規事業を立ち上げる、という今回のオファーは、プロダクトマネージャーとして経験を積む上で絶好の機会のように見えました。

転職してどうだった?

働き方面は総じて満足

まだ2週間ですが、働き方面は総じて満足しています。

同期入社の集合研修があったり、会社としての大事な考え方を書いた手帳を渡されたり、新規事業立ち上げにおいて社内政治が大事だったり(縦割りで関係者が多い)、JTCに帰ってきたなって感じです(新卒採用もJTCだった)。

働き方面はあまり文句なく、

  • 基本在宅勤務で働き方はめちゃくちゃホワイト
  • 周りは有能で人格者な人たちばかり
  • オフィスが入っているビルは新しくて綺麗
  • PCのメモリも8GBある

という感じで、私が知っていたJTCとはだいぶ異なる印象です。ただし制度面はジョブ型への移行期で、やや混乱も見られます。その他、JTCならではのデメリットは、これから働く中で見えてくるのかもしれません。

この先の立ち回り

今後数年についてはいくつか選択肢があります。

配属先の部門の人員構成は、もうすぐ定年のベテランが数人、役職のついていないミドル層が数名、私より若手が1人、ベテランの派遣・再雇用が数人、という感じです。また、扱っている商材が入社前の想像以上にニッチであるため、会社の中での競争率も低く、やりようによっては数年で部門のリーダーになれる(ならざるを得ない)可能性もありそうです。

一方で、想像以上にニッチな商材を取り扱うということは、そこに染まると潰しが効かなくなるということでもあります。万が一担当する新規商材が潰れた場合は既存のニッチ商材のメンテナンスを淡々とするお仕事になり、正直あまりワクワクしないので、その場合のシナリオは検討しておく余地がありそうです。

年収について

今回の転職は、みなし残業ありの年俸制→残業時間・ボーナスにより年収が変動する体系への転職でした。内定時には、縦軸にボーナス査定の結果、横軸に残業時間を記載した「理論年収表」というのを提示されました。

そのため確定的な事は言えませんが、現実的な働き方の一定の条件下では100万円くらい年収がアップする見込みです。ただし入社時期により初年度はボーナスが満額でないため、最初は年収が若干下がります。

個人的にはなるべく残業せず、効率よく仕事を終わらせたい派です。みなし残業ありの年俸制でも、残業時間がチャージされる形でも、いずれも一定時間の残業が年収の前提になっているため、あまり差を感じません。この点、完全裁量労働型の年俸制が私に合っている形態だとは思います。

まとめ

外資ITには給与面・働き方面では劣るものの、働き方改革とコロナ禍を経て、日系大企業もだいぶ働きやすくなっており、転職先の候補としてはアリだと思います。一方でこれまで私が経験してきたベンチャーで働くことについても、そのうち振り返り記事にまとめてみます。