おとうのオートノミー

家を建てること、育児のことなど。

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スマホでいいと思ったはずなのにまたカメラが欲しくなっている

またカメラが欲しくなっている。検討対象はCanonのEOS R50、現状のEOSシリーズ内で最軽量クラスかつそこそこの機能を有したAPS-Cモデルだ。組み合わせるレンズとしてはパンケーキレンズRF28mm F2.8、ポートレートに面白そうなRF35mm F1.8 MACRO、旅行に便利なズームRF-S 18-150mm F3.5-6.3あたりが気になる。

「また」と書いたのは、これまでカメラを3回手放してきたからだ。いずれも理由は同じで「スマホでよくね?」である。果たしてブラックフライデーやキャッシュバックキャンペーンを前に浮かれているだけではないのか。また同じ道を歩まないために少し反省してみる。

子供を撮るのにスマホが最適な理由

想定している一番の被写体は子供だが、旅行にせよ日常にせよ、子供とお出かけする際にカメラを構えている暇がそんなにない。基本的に子供は動くし、それを追いつつカメラが傷つかないようにケアしながら、シャッターチャンスがやってきたらカメラを構える、なんてのは無理だから。子供としっかり向き合っているってことの裏返しでもある。

スマホでよくね、の最大の理由はここだ。スマホならポケットに入るから、ガシガシ遊んでる最中にシャッターチャンスがやってきたらサッと取り出せる。そこそこの画質もある。持って行く荷物量にも影響しない。傷つくことを心配する必要もない。

 

こう書いてみると、ポータビリティはいかにカメラが進化しようとスマホには取って代われ得ない。良いカメラが必要なのは、ある程度撮影者が落ち着いて物事を観察できるシーンのみなのだ。具体的には静態(モノ、建物、風景など)が被写体である場合や、子供と両親が一緒にお出かけし、片親がカメラマンに注力できるような旅行のシーンなどに限られる。

あと屋内や夜景など、暗いところの撮影もスマホに軍配が上がる。スマホ、お手軽に手ぶれ補正しつつ長時間露出するなんて。

それでもミラーレス一眼が欲しい理由

家建てたから!生活感出まくる前に家の写真を綺麗に残したいから!あと今よりは余裕ある家になって、生活の一コマを撮っても絵になりそうな気がするから!から!

そして子供が2人になり、車も買う予定で、家族みんなでお出かけするシーンも増やしたいと思っているから。この先はキャンプとかにも手を出していきたい。これまでの議論を受け、一眼レフは余力のある旅行のときに活躍できればよく、かつ今後はその頻度を増やしたい。定価同率でも良いから、そういう特別なお出かけの際に思い出を綺麗に残せたら嬉しいんじゃないか。という感じです。

じゃあどんなカメラが欲しいのか

重量が軽いエントリーモデルであること

軽さが正義であることはこれまでに述べてきたとおり。

これまでAPS-C以上のセンサーサイズのカメラを持ったことがない。1番最初に手にしたカメラはCANON EOS 60Dで、APS-Cの一眼レフだった。これは本体重量が700g弱あるモデルで、これ以上大きなものは持ち歩けないと思った。

スポーツ観戦が好きとか、野鳥観察が好き、といったような、望遠レンズを持ち運ぶ必要のある趣味はない。子供を中心に日常の記録をいい感じに残したいだけである。このためエントリーモデル + パンケーキレンズの組み合わせを知ってからはそれが最適解と思うようになった。

ファインダーと一定の操作しやすいインターフェースがついていること

前にファインダーレスのミラーレス一眼 CANON EOS M使ってたけど、使い勝手に劣ると感じた。同様に、バリアングルディスプレイ、露出補正や絞り調整のジョグダイヤルは欲しい。

なるべく解放絞りが明るいこと

レンズが明るいこと。ポートレート撮るのにはやはりある程度背景をぼかせると嬉しい。あとたまに星の写真を撮ったりするので、解放F値が低くて、そこそこのISO感度があってくれたら、流れ星が写っててくれるかもしれない、というのもある。

小笠原かどっかで撮った天の川

上記が今EOS R50を検討している理由だ。軽くて最低限のインターフェースが付属しており、明るい単焦点もラインナップされている。

これまで持っていたカメラの振り返り

ミラーレス一眼 EOS M + EF-M 22mm F2.0

ファインダーやバリアングルディスプレイがないことを除けば、今回購入を検討しているR50と同様のスペックのカメラ。長男の誕生時は活躍していたが、徐々に子供とお出かけが増えるにつれて「持っていってらんねー」となり手放すこととなった。また同じことにならないか、最も反省が必要なカメラである。果たしてこれにファインダーがついていて、低稼働率も織り込み済みならこのカメラを手放さなかったのか?

いくつか作例。

京都の紅葉

子供が産まれてからこういう静かな景色と向き合う時間が消えた

相手が動かないうちはいくらでも撮れる
コンデジ SONY DSC-RX100M7

EOS Mを手放したのち、ポータビリティと性能の両立を図って買った高級コンデジRICOH GRIIIと迷ったがGRIIIのAFの弱さとか、結局感性ではなく性能と機能でこっちにした。

センサーサイズがAPS Cより小さい1型のため、同じF値でも思ったよりボケないことに気づいたのは購入後のこと。高倍率ズームは楽しかった。お出かけカメラの最適解の一つだと思う。

最終的に低稼働率と、ズーム以外の写真がスマホと決定的に違わないことなどで売った。購入後に値上がりしており、購入時とほぼ変わらない価格で売れた思い出。

キリッとした絵の印象

便利ズームとAF性能のおかげで手軽なのに面白い写真が撮れた

たまたま立ち寄った公園にて。都内にもカワセミがいた。

我ながら振り返ってみても、R50がEOS M/RX100M7と同じ道を辿らないと言える決定的な根拠がない。いずれのカメラも良い選択肢だったが最後は売った。低稼働率になるのは仕方がないことがわかったので、それでも気に入ったものを持ち続けていること、に対する受容だけあれば良いのかもしれない。