戸建てを建てた結果、マイカーを購入するまで駐車場が空いたので、akippaなどを使って駐車場を貸し出してみました。
- 我が家の駐車場の立地など
- akippaとは
- akippaの収益額
- akippaの値付けの仕方
- 予約可能な駐車場のニーズは工務店や大工さんである
- 株式会社アクセスとは
- 株式会社アクセス経由の賃貸契約のメリット
- まとめ
我が家の駐車場の立地など
- 東京都内
- 新陳代謝の高い住宅街に立地
- 周りに観光地があるわけではない
akippaとは
akippaとは、軒先の空きスペースを他の利用者とマッチングさせるC2Cのサービスです。主として駐車場のマッチングを行っています。
駐車場の利用者に対しては、予約して確実に駐車できる駐車場サービスを。駐車場のオーナーに対しては、空きスペースを収益化できるサービスを、それぞれ提供しています。
akippaの収益額
私は今回、1ヶ月強の間akippaで自宅の1台分の駐車スペースを貸し出してみました。その際の成果が以下です。
21回の貸出で1.1万円なので、1回あたりの収益は500円強ということになります。akippaは時間貸しと1日貸しの2つの選択肢があるのですが、ほぼすべてのお客様が1日貸しで予約されていました。
1日自宅の駐車場を貸して、その収益が500円/日というのは、正直安いと思ってしまいます。駐車場は自宅にも近いので、このパーソナルスペースを他人に貸すというのはそれなりに気を使う行為です。ただここは個人の捉え方によります。
akippaの値付けの仕方
周辺のコインパーキングやakippa競合などの価格をリサーチして設定します。相場は1日千数百円の世界で、1,000円/日だと予約が入りやすいが、1,500円/日だと予約頻度が減る、という感じです。
なおakippaは借り主の支払額の46.3%がオーナーの取り分、残りがプラットフォーマーであるakippa社の取り分となります。
予約可能な駐車場のニーズは工務店や大工さんである
akippaを利用して気づいたのは、利用者の大半は業者である、ということでした。素性はわかりませんが、どうやら工務店や大工さんなど、近隣の新築物件で働く方が大半のようです。
確かにこの辺りの駐車場は、平日は埋まっています。またコンスタントに新築物件が出ます。新築工事中は、その物件の駐車スペースには業者は停めないことが多いため、ここを外注したいニーズがあるようです。
株式会社アクセスとは
そんな中、我が家に飛び込み営業がやってきました。聞けば、特定の物件で働く工務店と駐車場オーナーをマッチングさせ、数ヶ月間の期間限定で月極契約を仲介するお仕事とのこと。
自身で「パーキングプロバイダー」と呼ぶサービスを提供していたその会社の名前は「株式会社アクセス」と言いました。
株式会社アクセス経由の賃貸契約のメリット
さすがにプロだけあって、株式会社アクセスからの月極駐車場のオーナー向けの提示価格は、akippaの収益より幾分高いものでした。またakippaは収益が直前にならないと確定しないのに対し、アクセス月極契約は契約期間分について先払いで利益が確定するということもメリットに感じます。我が家は、このアクセスとの契約に切り替えた結果、akippaの募集は停止しました。
まとめ
akippaは手軽に空きスペースを収益化できる非常に優れたサービスです。ただしオーナー目線で見ると、必ずしも収益額は高くなく、またマッチングサービスなので収益の見通しも立てづらい点がデメリットかと思います。
収益面を見ると、支払い余力のある法人を相手にしている"パーキングプロバイダー"アクセスさんのビジネスの方が優れています。世の中には色々な仕事があるのだと勉強になりました。