おとうのオートノミー

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シン・ウルトラマンを観る前に原作の第何話を観るべきか

そろそろ公開されるシン・ウルトラマン。事前に公開されている情報からは、初代ウルトラマンへの深いリスペクトが感じられます。

シン・ウルトラマンを観る前に、初代ウルトラマンを観ておくと、より深く作品を味わえるものと思います。ただ、話数が多いウルトラマンの予習をするにあたって、最低限何を押さえたら良いのか知りたいですよね。

この記事では、これまでに公開されている予告編に出てくる怪獣が、初代ウルトラマンの第何話に出てくるのかまとめます。

ネロンガ 第3話 科特隊出撃せよ

ネロンガ シン・ウルトラマン予告編より

ネロンガウルトラマン第3話「科特隊出撃せよ」に出てくる、電気エネルギーを好物とする怪獣です。「透明怪獣」と呼ばれ、電気を吸うとき以外は身体が透明になっています。初代ではおそらく透明なままの戦闘シーンの演出が難しかったからか、ウルトラマンと戦うときは正々堂々姿を見せていますが、この姿が最新技術でどのように表現されるのか気になるところです。

ザラブ星人 第18話 遊星から来た兄弟

ザラブ星人 シン・ウルトラマン予告編より

「兄弟(ブラザー)」が名前の由来となっているザラブ星人。非常に知性が高く、人間に対して謀略を図ろうとするところが他の怪獣に比べて不気味な怪人です。あえて人間に対して有効的な態度を取り、その一方でウルトラマンの姿に化けて街を壊してその権威を失墜させようとするなど、かなりの策略家でもあります。単体でハンディタイプのコンピュータを作るなど、科学的な能力も高い点を見せつけます。化けの皮が剥がれた後は雄弁に地球侵略の正当性を訴えるなど、その知性の使い方が邪悪な方向性で一貫している点もよく練られたキャラクターとなっています。本作においても、人間組織やウルトラマンの捉えられ方に一石を投じる曲者であることが想像されます。

ガボラ 第9話 電光石火作戦

ガボラヒレ閉じVer.) シン・ウルトラマン予告編より

ガボラヒレ開きVer.) シン・ウルトラマン予告編より

一見別物かと思うドリル付きの怪獣、実はガボラヒレ開閉バージョンで同じ怪獣です。原作ではウランを好む怪獣として登場し、最終的にはウランをぶら下げられたヘリコプターに誘導され、人里離れた山奥でウルトラマンと対戦します。ビオランテのような花のような華麗なヒレが特徴です。ただウランが好き、ヒレがある、以外はあまり特徴のない怪獣であり、本作の予告編で初期からその登場がリリースされていた意図は不明です。あくまで見た目が派手だから、でしょうか。

メフィラス星人 第33話 禁じられた言葉

メフィラス星人の名刺 シン・ウルトラマン予告編より

まさかの山本耕史 シン・ウルトラマン予告編より

メフィラス星人は、初代ウルトラマンでは青い目が特徴的な宇宙人の姿として一貫して描かれました。ザラブ星人同様人間の言葉を喋り、子供の言葉を切り取って人類の総意と捉えるなど、知性があるけれど頭のネジが外れた宇宙人として印象に残るキャラクターです。そのため、本作で人間の姿をして登場することで、より狡猾に人間社会に働きかけるのではないかと想像され、ザラブ星人同様その動向が気になる存在です。捕らえた人間や既存の宇宙人を街に呼び出すことができるなど、スタンド使い的な能力も備えています。

「そんなに人間が好きになったのか、ウルトラマン」 最終話 さらばウルトラマン

シン・ウルトラマンの特報の段階でキャッチコピーとして耳に残る表題のセリフですが、実はウルトラマンの最終話で、ゾフィーウルトラマンの対話の中で出てくる印象的なセリフが元になっています。

ウルトラマンの最終話といえば、宇宙恐竜ゼットンウルトラマンが倒される印象が強いと思いますが、実はその後のゾフィーウルトラマンの対話の中で、ウルトラマンとハヤタの関係、ウルトラマンの心境の変化など、ある種ネタバレ的なウルトラマンの吐露が見どころの一つでもあります。シン・ウルトラマンを観るにあたっては、ハヤタとウルトラマンの基本的な関係を押さえるために、初回と最終話は観ておくことをおすすめします。

まとめると

現在公開されている情報を元に、「映画を見る前に初代ウルトラマンの第何話を観るべきか」をまとめると以下のようになります。

  • 第1話 ウルトラ作戦第一号
  • 第3話 科特隊出撃せよ
  • 第9話 電光石火作戦
  • 第18話 遊星から来た兄弟
  • 第33話 禁じられた言葉
  • 最終話 さらばウルトラマン

更に付け加えるならば、バルタン星人が出てくる第2話「侵略者を撃て」、第16話「科特隊宇宙へ」も押さえておくと良いでしょう。

更に余裕があるならば、成田亨が描いたウルトラマンのデザイン画まで押さえて置けると完璧です。ウルトラマンのデザイナーでもあった彼のことを知ると、「なぜシン・ウルトラマンではカラータイマーをなくしたのか」といったナンセンスな疑問を口に出さなくても良くなります。