深海生物に興味を持ち始めた5歳長男を連れて、2024年5月に開催されたJAMSTEC(海洋研究開発機構)横須賀基地の一般公開に行ってきた。
アクセス
京急線の追浜駅から8分の場所に観光バスタイプの送迎バスの送迎がある。満員になるまで待つのではなく、比較的空いていてもバンバン出発させるのでこれはストレスフリーだった。
今回の一般公開は事前抽選制だった。運良く当たったことになる。そのおかげか、展示全般に極端な混雑は観られなかった印象。それでも中の食堂は昼食時には30分くらい並んだし、中で行われていたスタンプラリーもスタンプ押すまでに5分くらい待った。またしんかい6500の実物大模型の搭乗体験の整理券は瞬殺でなくなっていた。
無人潜水艇勢揃い
事前に本で読んでいたROV(無人探査機)が勢揃いしていたのは圧巻だった。
↑ROVが格納されているROV Maintenance Shop。
↑ピンク色と8枚のフィンが印象的なゆめいるか。
↑これぞJAMSTECのROV、というカラーリングのじんべい。
↑無骨なデザインのハイパードルフィン。間近で見ると、思ったよりアルファフレームっぽいフレームむき出しだった。両腕にライトを掲げて正面にカメラを掲げる様子はダイバーのカメラに似ていると思った。
ROVの近くでは深海でも耐えられる浮力材の展示や、通信やセンサーで使われる超音波の体感コーナーなどがあった。
深海生物も見れた
JAMSTECで飼っている深海生物の展示コーナーもあった。
↑チムニーの近くに住んでいるユノハナガニ
↑他はサツマハオリムシなど、なかなか渋い生き物が展示されていた。
天候
5月半ばの開催で、当日は快晴なこともあり、今年始めて30℃弱まで気温が上がった日でもあった。大人も子供もまだ身体が暑さに慣れてなかったこともあり、なかなか大変な外出ではありました。
総じて感想
今回はうちの5歳児が主眼だったということで、上記に記載した通り非常にわかりやすい展示中心に楽しめた。ただ、まだ子供より親が楽しむ感じで、全般的には物理・生物・化学の各側面での解説も行われていたので、メインは小学生以上向けだと思う。
私はかつては理工系大学や別の研究系独法の一般公開の出展側に関わっていたこともあり期待値がわかっていたが、改めて参加者側で参加する側に回ったので新鮮だった。エンタメ性やわかりやすさを求めるよりは、これはあくまで専門機関の一般公開であり、中で働く専門家と色々とおしゃべりできる好機であるマニアックな機会だ、と捉えた方が楽しめるかと。