おとうのオートノミー

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うちの車はシエンタがちょうどいいのでは

初めて買ううちの車の候補、シエンタが急浮上中です。

再掲:車の要件

  • 人数:家族4人(小柄な30代夫婦、乳幼児2名)
  • 用途:週末のレジャー(つまり必需品ではなく嗜好品)
  • 想定年間走行距離:2,000〜4,000km(週末ドライブ + たまに長距離)
  • 予算:300万円前後
  • その他
    • 4WDは不要
    • 荷室は大きいに越したことはない

シエンタが良い理由

相対的に価格が安い

我が家の場合、電車の便は良いため車は必需品ではなく、価格は安いに越したことはない、という考え方。バランスシートだと負債です。

具体的には300万以下が望ましい。2023年現在、この予算で家族が乗れる車を探すと、比較的小型の国産車しかレンジに入ってきません。特にファミリーカーに向いたサイズ感の車となると、シエンタ(最廉価グレードで195万〜)、フリード、その他中古車のみが選択肢になることがわかってきました。

スライドドアである

子供の頃からスライドドアの車に乗ってきた妻曰く、子供がいたらスライドドアは便利だとのこと。スライドドアのメリットは、狭い駐車場で子供が不意にドアを開けて、隣の車にぶつけるリスクを避けられること。うちの子は来年5歳と1歳になります。中学生になるくらいまではスライドドアが安心かなぁ。

コンパクトなのに荷物がたくさん乗る

今回車を買おうと思った最大の理由は、来年建てる戸建てに駐車場を設けられること。駐車場代分のランニングコストが浮く!

ただし狭い敷地なので、駐車場とウッドデッキのサイズがトレードオフになります。いずれにせよ全然余裕のある駐車場を持てない。車はある程度コンパクトであることが望ましい。また家の周りは比較的路地が多いので、この点でも小回りが利く方が便利です。

一方で、この先の野望として、家族でキャンプに行きたいというものがあります。つまりたくさん荷物を載せられる可能性があるタイプが望ましい。

シエンタはこの、全長4260mmとコンパクトでありながら荷物をたくさん載せられるバランスもちょうどよく感じました。

使い倒せる道具感

総じて、価格的にもデザイン的にも、汚しても良いし気張らず使える道具のような感じがして、家族でわちゃわちゃと色んなところに行きたい年代にはちょうどよい感じがしました。ちなみにシエンタとフリードの2択は、デザインの好みでシエンタでした。

シエンタのグレードやオプションの検討

車買ったことなかったのでしらなかったのですが、車を買うためにはグレードとかオプションとか支払い方法を色々と選ぶ必要があります。絶妙に設定された選択肢は資本主義の芸術と言っても良いほど。ざっくりグレードの差は以下のサイトによくまとまっていました。

kinto-jp.com

エンジンはハイブリッドではなくガソリン

エンジンをガソリンにするかハイブリッドにするか問題。うちの場合はこれはガソリン一択です。理由は、ハイブリッドにする分の初期投資を燃費差で回収できないこと。

ハイブリッドは燃費の良さを実現するための手段です。ただいずれのグレードでも、ハイブリッドはガソリンより30〜40万円高い。

実質燃費がどれほどになるかわかりませんが、ガソリン代が今170〜180円/lなので、30〜40万円の初期投資を燃費差で回収するには数万km走る必要があります。一方で我が家の想定走行距離は年間2000〜4000kmなので、初期投資の回収には少なくとも5年以上はかかります。

今回は人生で初めて購入する車なので、実際どれほど乗るか分からないこともあり、なるべく費用は抑えめにしつつ様子見しようかと。

グレードはGがちょうどよい

まず最上位のZグレードは選択肢から除外しました。理由は以下の通り。

  1. 他グレードとのエクステリア&インテリアのデザイン差が無視できるレベル
  2. 自動パーキング機能含め、Zでないとつけられないオプションは不要
  3. ガソリン車でも諸経費込みで300万円超える

続いて一番下のXグレードも難しいと思いました。

  1. ナビがついていない(つけると上位グレードとほぼ変わらない値段感)
  2. パワースライドドアが助手席側だけ

そんなわけで消去法的にGグレードが良さそうと判断しました。

7人乗りか5人乗りか

どっちでも良い…!

  • 価格差がほぼない(7人乗りのほうが数万円高い)
  • 車の外寸の差はなく、荷室の広さと乗員数のトレードオフであること

我が家は4人家族なので乗員数だけで考えると5人乗りである一方、1時間分離れた祖父母等と一緒に行動することをどこまで考えるか、です。

オプション検討品

かっこいいからつけるもの
  • アルミホイール

    • →妻からは「ホイール回ってたらデザインの差が見えないじゃん」と言われましたが。
  • サイドエンブレム
実用的だからつけるもの
  • 前後方ドラレコ
  • フロアマット
  • サイドバイザー
  • ラゲージトレイまたはラゲージマット

    →荷台にストライダーとか汚れ物を遠慮なく載せられるために。
実用的っぽいけど効果がわからないもの
  • IRカットフィルム
    • 夏の暑さ対策を期待してるが、どれだけ有効かよくわからん。
      →その後実際に試乗して、シエンタは窓が大きいため多少のIRカットでは効果がないものと判断。やるとしたらサードパーティでスモークフィルム貼ってもらうのが良さそう。
  • レインクリアリングブルーミラー
    • 雨天時のミラー水滴対策を期待しているが、Webの口コミを見ると親水性より後続車のヘッドライト対策という印象。後から撥水の何かを塗ればよいのでは。
迷ったけどつけないでおこうと思っているもの
  • ディスプレイオーディオPlus
    • でかいディスプレイは魅力的
    • Tconnect契約しなくても車載ナビを永年利用可能
    • ただしTconnectのサブスク料金は880円/月(1.1万円/年)なので、ランニングコストやリセールバリュー考えたとて、初期投資8.9万円が有利だとは思えない
  • 後席ディスプレイ
    • タブレットを運転席後部にセットするので良い
    • 映像見せる系のハード/ソフト共に日進月歩なので、多分すぐ使いにくくなる(実際、2023年現在の車のオプションにCD/DVDデッキがあってびっくりした)
  • 天井サーキュレーター
    • 室内空気循環、というコンセプトは魅力的だけど、窓開けたりエアコンの風量あげるのとどれだけ変わるのか懐疑的…。
  • フォグランプ
    • サイドエンブレムと合わせるとオシャレっぽいけど、実用的な意味がなさそう

支払い方法:KINTO ONEか残価設定ローンか一括払いか

極力ローンは組まない

残価設定ローン含め、車のローン金利は大体4〜5%で設定されている模様です。これは高い。実はトヨタ含め自動車会社の利益の大半はこの金融サービスで儲けています。

ローン借りるときの基本は、その金額を資産運用に回した場合の期待リターンと比べてどうか、という観点。S&P500の基準価格推移の実績は5%より高いとは言え、ローンでこの金利は高いので、可能な限りキャッシュ一括で買いたい。

KINTO ONEは非常に魅力的

今回初めて車を買うので、KINTO ONEのよくわかんない維持費が全て込み込みになっている点、車種変更が効くので、実際に使ってみてその車が我が家の生活に合っているのかを見極めることができる点、などが魅力的。

一方で、一括購入と比べた場合のコストを比べると、車の所持期間が5年を超えたくらいで一括購入にメリットが出てきます。

車の見極めは購入前にカーシェアで乗り倒しておいて、長期間使える車を一括で買おう、という心持ちでいます。

感想

実際に車を買うのは、来年家が建って駐車場ができてからなので、1年くらい後の話です。なので現在必要なのは、想定される車の全長・全幅くらい。だけど調べ始めたら面白くなってオプションまで調べまくってしまいました。車買うのってワクワクしますね。