おとうのオートノミー

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ホームシアター用4Kプロジェクターの検討

我が家では今フルハイビジョン(FHD)対応のポップインアラジンを使っています。新居では4Kプロジェクターにグレードアップしたく、色々と調べてみました。

4Kコンテンツってどこで観られるの?

2023年現在、Amazon Prime VideoやNetflixなど、各サブスクサービスで対応コンテンツはあります。ちなみに「UHD」や「4K」と付記されているコンテンツがそれです。現在は比較的新しいコンテンツに限られますが、この先増えていくでしょう。

主要プロジェクター比較

今回は以下の3商品を比較してみます。現状との比較のために、ポップインアラジンの最新機種も含め、全4機種の比較表を作ってみました。

Anker Nebula Cosmos Laser 4K

定価25万円→ブラックフライデーで18万円

JMGO N1 Ultra

定価28万円→ブラックフライデーで23万円弱

XGIMI HORIZON Ultra

定価28万円(セール対象外)

Aladdin X2 Plus(比較対象)

定価13万円→ブラックフライデーで11万円

主要性能比較表

表作り直すのめんどいのでスプレッドシートのスクショです

検討ポイント

壁面までの距離と投影サイズ

総じてどのプロジェクターも、3〜4m離れたスクリーンに150インチ(16:9比率で横3.3m x 縦1.9m)〜200インチ(同、横4.4m x 縦2.5m)の画面を投影できます。この点で各機種に大差ありません。

プロジェクターの投影面サイズは、プロジェクターの設置位置と壁面の距離によって決まるので、見たいスクリーンサイズによって設置位置を調整する必要があります。

我が家の新居の場合には、約3.6m離れた壁面に、幅2.4m(16:9比率で108インチ相当)の壁があります。これだとどの機種でも130-140インチ(幅3m強)になり、やや壁より大きな映像になってしまいます。今回取り上げた機種はいずれも固定焦点のため、スクリーンフィットなどデジタルズーム機能がある機種を選定する必要がありそうです。

この観点での比較は以下の通り。いずれの機種もスクリーンフィット的な機能はついているものの、詳細は直接事前に触ってみたほうが良さそう。

  • Nebula Cosmos Laser 4K →明記されたものを見つけられなかったがデジタルズームのみっぽい。
  • N1 Ultra →デジタルズームのみ(画質劣化の可能性あり)
  • HORIZON Ultra →これのみ光学ズームあり(HORIZON PROはデジタルズームのみ)

参考:画面インチサイズ計算(インチ×mm) | プロジェクタースクリーン専門店《公式》シアターハウス

設置方法:デスク上 or 天井吊り下げ

ポップインアラジンはシーリングライトのコンセントに設置するタイプのホームシアターですが、今回取り上げる他の3機種は基本的にデスク上に置くタイプです。自動台形補正などが充実しているので、部屋を移動しても使える、というのもコンセプトの一つです。

ただデスク上に置くと、リビングで場所を取ってしまいます。できれば天井吊り下げのほうがスマートに設置できます。

天井吊り下げ方法については、AnkerのNebula Cosmos Laserだけが純正のアダプタを持ちません。JMGO N1 UltraとXGIMI HORIZONシリーズはそれぞれ10-40cm程度の専用天吊りアダプターが存在します。

N1 Pro / N1 Ultra専用天吊り金具 – JMGO(ジェイエムゴー)- JMGO プロジェクター日本公式

専用のアダプタがなくても、汎用的なプロジェクター用の吊り下げ金具というのがあるらしく、それを使ってDIYしている方もいました。ただし以下のブログでは、結果的に投影位置調整にやや苦労しています。これについて次は考察します。

99diy.tokyo

投影位置の調整

光はまっすぐに進むので、プロジェクターの投影面の位置を変えるには基本的にプロジェクターの向きを変えるしかありません。一方で、ポップインアラジンには内蔵メカニズムにより本体の向きを変えずとも投影位置を調整できる機能がついています。

リビングへの固定設置の場合、投影位置は一度決めたら動かすことはありませんが、その初期調整にあたって投影位置の調整機能は大きく影響してきます。

今回比較した機種は、いずれも本体向きを変えて投影面を調整するものでした。天吊リの場合、位置調整はやや大掛かりな作業になりかねません。

ただこの中で異彩を放っていたのがJMGO N1 Ultraです。この機種は上下方向と左右方向の縦横2軸のジンバルが備わっており、デスク置き・天吊りいずれの設置パターンでも投影方向を調整することが可能です。この点は差別化になっていると感じました。

明るさ

ANSIルーメンとかISOルーメンとか、明るさにはいろんな単位があります。一つ言えるのは、ポップインアラジンよりも上位機種の方が圧倒的に明るいということです。この点であまり差別化はないものと思います。

外部機器との接続性

地味に重要なのがこちら。

いずれの機種もAndroid TVを基本ソフトとして採用しています。少なくとも2021年時点では、Android TVではNetflixアプリが使えず、このためにAmazon Fire TVと併用する必要がありそうです。これに該当する場合にはHDMI端子が一つ必要です。

これ以外にもゲーム機をつなげるなど、HDMI入力が必要な機器は他にも必要な場合があります。本体のHDMI端子よりも接続したい外部機器のほうが多い場合、別途HDMIの切り替え用の機器が必要になり、この操作が意外と煩わしいものです。

この点、Anker Nebula Cosmos Laser 4KはHDMI端子が1つしかないのに対し、JMGO N1 UltraとXGIMI HORIZON UltraはHDMIが2つずつついているので、周辺機器の選択肢が広がります。

外部スクリーン要否

こだわりが強くない限り、白い壁があれば不要と思います。

今はポップインアラジンを白い塗りの壁に投影しており、不満はありません。上位機種であればポップインアラジンより明るいため、なお問題なしかと。

こだわりが強い場合の比較記事を貼っておきます。Excelの字がにじむとか書いてありますが、横並びになっていれば差を感じるかもしれない、というレベルです。シアタールームを作るのなら別ですが、リビングへ設置する場合は、スクリーンなど不要なものがない真っ白な壁がある方が部屋がスッキリします。

theaterhouse.co.jp

外部スピーカー連携の要否

本体スピーカーのみでいけるか、という点ですが、5.1ch以上のサラウンドを求めるのであれば外部スピーカー必須になります。そうでない場合、音質面は実際に実物を試してみないとわかりません。

プロジェクターを天吊りする場合、天井にあるプロジェクター本体から音が降ってくる感じになります。我が家のpopIn Aladdinはこのスタイルですが、これは慣れてしまうと全く違和感がありません。

音質について。我が家にあるpopIn Aladdin 2はHarman Kardon製の8Wスピーカーが2つ搭載されています。今回比較したどの機種も、最大出力だけ比較するとこれより上位のスピーカーが搭載されています。ただそれで、音質や音の広がりがどこまで表現できているかはわかりません。

結局どの機種が良さそうか

投影面の調整が可能な、JMGO N1 Ultraを専用アダプターで天吊り設置するのが良さそうと思っています。今回ブラックフライデーでかなり安くなることも確認できました。新居の設計に合わせ、このあたりのシステムも引き続き検討していこうと思います。