おとうのオートノミー

家を建てること、育児のことなど。

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会社員が2ヶ月の育休を取って失ったもの

私は30台半ばで2子目の育休を取得した父親です。育休ってこれからの家族のための投資だよね、良いもんだよね、みたいな話を前回書きました

2ヶ月取った育休が明けて1週間経った今、今回は逆に、育児休業を取って失ったものについて振り返ってみます。

それは、仕事のポジションです。

こればっかりは、どれだけ職場が社員の育休取得に対して好意的だったとしても、一度失うなと実感してます。

どんな仕事であっても、仕事を継続して回すには、欠けた人員を補填する必要があります。育休で長期間職場を離れた人員が職場に戻る頃には、その人がいなくても回る仕組みができあがっています。これはホワイトな職場であるほどそうかもしれません。結果的に、職場復帰したあと、自分の居場所を再度作り直す作業が必要になります。

 

私の場合は、育休に入る前はあるチームのリーダーを努めていました。育休に入る際にそれなりに綿密にチームメンバーに引き継ぎを行い、チームリーダー代行を立てて育休に入りました。

私の育休期間中、チームリーダー代行はよく責務を全うし、マネージャーから「このまま元に戻すには惜しい」という評価を得ました。また、チームメンバーの頭数が減った分、チームが受ける仕事を絞り、こじんまりとした体制でタスクを再構築しました。

その結果、私が職場復帰した際、私がいなくともチームは回る体制になっていました。また、チームが受けられない仕事を他部署に対して断りまくった結果、すぐに着手できる余剰タスクもあまり見当たらない状況でした。

私が得ていた評価は、チームリーダーという難しいポジションをうまく乗りこなしていたことが大きなウエイトを占めていました。このポジションを他人に明け渡した今、むしろこの状況をポジティブに捉え、仕事を自ら作りに行く機会とすることが求められています。