先日無事に2人目の子供が産まれた。0歳と4歳を共働きで育てることになる。
今回は1人目の時より少し長く、今回は出産から2ヶ月間の育児休業を取ることにした(今って育児「休暇」じゃなくて「休業」っていうんですね)。この記事では2人目の育休の気づきをまとめる。
親側が強くてニューゲーム状態(新生児に対しては)
上の子の出産直後は、とにかく寝付かないし、よく泣くので大変だった記憶しかない。それにどれだけ放っておいてよいかの加減もわからないので、寝付いたあとは夫婦で薄暗い部屋で声を潜めながら食事を取っていた。まるで戒厳令下の生活風景だった。
うちの場合、2人目はびっくりするほどよく寝る。これは体感値だけではなく、ぴよログに残している睡眠記録からも明らかだ(左が第1子、右が第2子)。
加えて親の慣れも違う。上の子でギャン泣きを経験済みなので、新生児の泣きは可愛いとしか思わない。さらには下の子が寝ている隣で上の子はパウパトロールを見ている。それでも寝る下の子。強い。
子の睡眠時間は個性なので一概には語れないとしても、個性を個性として識別できるほど親の方にも経験値がついているので、下の子には諸々余裕をもって対応できる。
父親の役目は上の子担当
育休の大前提として以下がある。4年前の自分のブログからの引用です。
妻は出産で受けた肉体的にダメージを受けるだけじゃなく、ホルモンバランスが崩れていて、さらに寝不足で、イライラしやすくなっている。そのため、いかに妻の睡眠時間を確保できるかが、家庭の平和のキーとなる。
産後1ヶ月の育児休暇中に夫ができること - ぽよろぐ
つまりいかに妻の負担を減らせるか、である。
第1子の時との最大の差は、上の子の存在。保育園の送迎含めて生活リズムも異なるし、かまって欲しい度は人生でもMAXクラスなので、体力のある父親が上の子の面倒を見る、という役割分担が妥当。
自由時間は平日1日4時間
これまで夫婦で分担していた上の子の対応を、基本的に全て父親である私が対応することになる。ちなみに育休中の保育園の預かりは短縮されて、うちの場合は9〜16時が預け時間になる。
加えて家事全般も私が対応する。第2子は今のところ手がかからないので、沐浴と1日1回のミルク、あと気づいたときのオムツ替えあたりを私の担当としている。
するとどうなるか。休日は主として上の子対応で休む間がない。平日は、上の子を保育園に預けている9〜16時から、家事や第2子対応の3時間(育休1週間経験した経験値)を除いた1日4時間が、私の手元に残った時間となる。
今度新しく家建てたりするし、後述するとおり上の子との接し方のレパートリー増やしたり、やること・やりたいことは山ほどあるので、この4時間はあっという間に溶ける。リスキリングどころの騒ぎではない。
上の子とめちゃくちゃ向き合っている
この記事のタイトルへのアンサーでもあるけれど、結局2子目の育休は、4歳になる上の子とめちゃくちゃ向き合う時間になっている。
4歳は大抵のことは自分でできて、基本的に保育園に預けていれば良く、親も育児にもだいぶ慣れてきてたので、わりかし惰性で日々が過ぎていた。なので久々に平日休日問わず一緒にいる時間が長くなって、結構戸惑った。
子供は起きてる間はずっと誰かに構ってほしいのと、興味の矛先が散逸的なので、それに合わせ続けると対峙するこちらの思考も散逸気味になる。これが結構きつかった。仕事は論理的思考をまとめてアウトプットするための課題も時間も与えられていたので、この点で仕事の方がよほど楽で、気持ちよく対応できていた。育休に入ってからブログへの投稿が増えたのは、日中散逸気味になった思考をまとめるためでもあると思う(「わたしがブログを書く理由」)。
ただ、子供に対峙していてこっちがきつくなってしまうというのは、親が子供に能動的に働きかけられていない証拠でもある。だから手持ちのネタが無くなってアマプラとか見せちゃって、そして親も自己嫌悪に陥る、みたいな。
育休に入って、まずここにちゃんと手をつけようと思った。図書館で本を借り、同じくらいの子供を持つ友人と久々に会い、子供の習い事の見学に行き、子供の反応を見ていろいろ試してみた。育休に入ってまだ2週間。試行錯誤は続きます。
妻がいちばん大変であることを忘れない
私としてはあまり覚悟しないまま育休に突入した感があり、自身の時間が思うように取れず不機嫌になることもあった。改めて以下はトイレの壁に貼っておきたい。
- 産後少なくとも1ヶ月くらいは妻がずっと大変。妻の安らぎが家族の幸せ。
- 我が子の赤子姿を眺められるのも今だけ。
- 何事も楽しむ。
ちなみに以下は1人目の育児休業のときに書いたブログです(別ブログ)。あとから読み返すと懐かしい。