今まで3軒住み替えてきて、その度に自分で転落防止ネットを張っています。この作業は非常に面倒くさいので外注したいのですが、適当な業者が見当たらないためです。
どこで買うか
転落防止ネットをオンラインで購入する場合、エクレアパーツとスタイルダートプロが2大選択肢になると思います。私はどちらからも購入したことがありますが、ネットの質はどちらも同じようなものでした。
今回はなんとなくエクレアパーツを使い、非常に印象が良かったのでメモ。
採寸のコツ
発注するネットの寸法は、手すりの内側の、さらに短めにするのがコツです。手すりには1cm〜数cmの厚みがあり、この外側を測ってしまうとネットをピンと張ることができません。手すりの内側に完全に収まる大きさのネットを、周囲からロープで引っ張ってピンとさせるのが大事です。
このあたりのコツはエクレアパーツのHPに掲載されている「ekrea転落防止ネットマニュアル」をよく読んでください。とてもわかり易くまとまっています。
では手すりの内側の長さに比べて、実際に発注するネットはどれほど短くするとよいのか。
以下は私の経験からくる参考値ですが、張りたい箇所の長さが1m = 1000mmくらいならば実測より20mmほど短く, 3m = 3,000mmくらいなら実測より30〜40mmくらい短くすることを目安に発注するのが良さそうです。
以下の写真はやや見づらいですが、今回私が実際に測った長さ、ネットの発注時に指示した長さ、そして実際に張ってみたフィードバックを写真に書き込んでいます。
実測の正確さは非常に重要です。
以下は3,680mmだろうと思った手すりに対し30mm短い3,650mmで発注した例ですが、結果的に30mmほど長さが足りませんでした。手すりのR(曲がっている部分)の長さを見誤ったのだろうと思っています。
ただ、エクレアパーツのHPにも書いてありますが、製造誤差としてネットのマス目1〜2個分の誤差が生じ得るのは要考慮です。迷ったら短め、をおすすめします。
ちなみにロープの長さは、これまたエクレアパーツのHPに書いてあるとおり、ロープを巻く箇所の3倍が目安となります。実際に計算するとやたら長く感じるかもしれませんが、作業にはやり直しや補強したい箇所などが出てくるので、長めで問題ありません。
エクレアパーツの楽天店舗と直販の違い
エクレアパーツにはオンラインの直販店舗と楽天市場の店舗があります。
違いは色々ありますが、最大の差は2点。
- 25mmマスのネットがあるのは直販のみ。楽天には37.5mmマスのものしかありません。目がより細かいほうが、余計なモノを落とされるリスクが小さいかなと思いました。
- 直販の方がオプション品が充実している。今回私の取り付け場所的に、ロープを張るために引っ掛ける場所がなかったため、以下に示すパッドアイで引っかかりを新たに作る必要がありました。これはエクレア楽天市場店にはありませんでした。別途個別に買えばよいですが…。
エクレアパーツ楽天市場店のリンクは以下。ページごとに買えるネットの寸法の幅が決まっているため、まず中段の表から自分がほしいネットサイズが含まれるページに飛んで、それから具体的な寸法を入れて発注する流れになります。
直販の方は注文から発注まで数営業日かかる旨の記載がありましたが、実際には発注の翌営業日発送という、オーダーメイド寸法品にしては驚異的な速さでの出荷でした。おかげで入居前のタイトなスケジュールにねじ込むことができ感謝しています。