図書館で図鑑を借りてきたおかげで、5歳になった長男がまんまと恐竜に興味を示すようになり、父親としても念願の福井県立恐竜博物館に行ってきた。
なお恐竜博物館を知ってる方も知らない方も、行く前に予習としてNHKで武井壮が出ていた「ミュージアムの舞台裏」を観ることをおすすめする。1.5倍くらい楽しめる。NHKオンデマンドでアーカイブ視聴可能。
東京からの往復
北陸新幹線と飛行機で迷ったが、羽田から小松空港まで飛行機で飛び、そこからレンタカーで向かうルートにした。その方が全体の所要時間が片道1時間ほど短く、乳幼児2人連れての移動は楽そうだ、という判断。
事前の旅行で子供ふたりとも飛行機に慣れていたおかげで、移動は非常にスムーズだった。
なお、空港や駅から博物館までの移動について、福井駅から観光周遊型XRバスという楽しそうなバスも出ていたりして、選択肢は意外とある。ただ後述する通り、博物館周辺にもお出かけスポットはあるので、運転できるならレンタカー移動が便利。
途中で立ち寄った福井駅にも様々な恐竜の展示があり、期待は高まる。
博物館の展示
事前に福井で一泊し、10時ころ博物館に到着。8月終盤、まだ夏休み期間だったが駐車場に余裕はあった。常設展・特別展ともに、アソビューで購入するチケットは当日まで余裕あったので、現地についてから購入した。
中に入り、ドーム状の建物をエスカレーターで一気に最下層まで降りる。そうするとそこにはリアルなティラノサウルスのロボットと、肉食・草食、竜盤類・鳥盤類、網羅的な種類の恐竜骨格に見渡す限り囲まれたスペースが待っている。
名前確認してないけど、この竜脚形類の立ち姿の骨格など、もう圧巻。
少し経つと、まるで「普段からワタシ恐竜骨格に囲まれて生活してますけど?」みたいな気分になってくる。骨格が多すぎて、感覚が麻痺してくる。
このときは特別展でアメリカ荒野の化石特集をやっていた。常設展の恐竜骨格の展示でお腹いっぱいになった後、特別展の趣向を変えた恐竜骨格をデザートのように味わう。フレンチのフルコースみたいだった。なお特別展は建物内の部屋みたいなところで見られます。
レストランは混みがちなので、11時台に入っておくのが吉。
発掘体験の代替手段
福井県立恐竜博物館の発掘体験の予約は困難だ。人気すぎて予約がだいぶ前に埋まる。
ただ、純正(?)の発掘体験以外にも手段はある。これらジェネリック発掘体験施設は割と空いていて、当日でも申し込めるかもしれない。
1つ目は恐竜博物館に隣接しているかつやま恐竜の森。ただし私の訪問時は天候も悪くここには行ってないので何のレポートもできない。恐竜博物館からの距離的にはここが最も便利。4歳以上なら発掘体験できる。
私が行ったのは、恐竜博物館から車で1時間ほど山の中を小松方面に向かったところにある「白山恐竜パーク白峰」。公式ホームページがなく、全体的に昭和の薫りが漂う施設だ。ここでもおそらくいつでも予約無しで発掘体験ができる。ただ注意点は小学生以上が対象であり、未就学児は体験できないこと。
最後は、恐竜博物館から岐阜側にしばらく行ったところにある「大野市化石発掘体験センターHOROSSA」。割と大規模な石を割れるのが特徴らしい。見た感じ、この3施設の中でここが最も人気が高そうなので、こちらを検討するなら予約が推奨かも。
おわりに
今回の旅行は目的を決めた子連れ弾丸旅行になり、メリハリが効いててよかった。訪問から1ヶ月経った今も長男の恐竜熱は冷めやらず、日々恐竜クイズを出し合っている。
私が展示で最も印象に残ったのは、恐竜の卵の中の復元図(模型)。おそらく大半が想像での復元だろうけど、立体で見るとインパクトあった。
お土産は恐竜骨格のプラモデルである、プラノサウルスの恐竜博物館限定モデルにした。